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2010/01/27[Wed]
ネタ >>
続々々々・チーム2年
暴走しているチーム2年生妄想の続きです。
1回目
・
2回目
・
3回目
・
4回目
からスクロールするのもだるい長さで続いてしまいましたが、これにて遊びは終わりです。たぶん。
なんだかんだあったけど、チーム2年は D:財前・赤也 S2:日吉 S1:ダビデ(怪我のため試合不可)というオーダーで最強の敵、チーム部長が待つ決勝戦へと向かうことになりました。ここまでくるのにホントどれだけ掛かってんだ。
決勝の日、ダブルスに挑む財前と赤也に対し日吉は「……負けるなよ」と柄にもないことを言い、ダビデはただ無言で赤也に自分の長ラケットを手渡して送り出します。即席ペアで挑むにも関わらず、二人はここで切迫した顔をせず「ま、せいぜいミスすんなよ」「どっちがや」と軽口を叩きながらベンチを後にする。だけどコートへと足を踏み入れた瞬間、その表情はキッと引き締まります。
完全復活した赤也と財前、それに対するは皇帝真田とキング跡部の……なんかどっかで見たようなダブルスペアです。アニプリオリジナルではないので破滅へのタンゴは使いませんが、「キング!キング!」「勝つのは…俺だ!」の流れはもちろんやります。観客も存分にピギャります。だって跡部様だもん。会場は洗脳されたかのようなオールハイル跡部モードです。 普段の赤也だったならばここで文句の一つの言いそうなものですが、今はただ静かにネット越しの真田を見据えます。そして「今日こそアンタを潰させてもらいますよ」「たわけが。出来るのならばやってみせるがいい」「そう。じゃ、遠慮なく」「……その口もすぐに塞いでやろう」という会話イベント。赤也の手には錘の抜かれたパワーリスト、そして縦に長い木製のラケットが握られています。ダビデが負傷した現場を真田は見ていないのですが、この後輩がいつになく真剣なのを雰囲気から察します。
そうして試合開始。サーブ権はチーム2年が得ます。ボールを握った財前は鳴り響く氷帝コールの中を天才サーブ……じゃなかった、サービスラインぎりぎりを狙うガン攻めのサーブを打っていきます。しかし皇帝・真田はこれを余裕で返球。逆に赤也が「っ!」ってなっちゃうくらいの鋭いリターンを返します。そして続くのは全力全開手加減なし、跡部の美技と真田の奥義による猛攻。2年コンビも一球一球にしぶとく喰らいつきますがいずれジリジリと競り負け、チーム部長からポイントを奪えないうちに1ゲームが決まります。
ここで白石が「わからんなぁ」と言ってチーム部長は会話イベントに突入、「ウチの財前と切原くんとは、また意外すぎるペアできよったわ。それにあの長ラケット。この試合、向こうはなんや企んどるんちゃうか?」と同じく控えの手塚に話をふります。「確かに向こうがこちらの予測にないオーダーで挑んできた。しかしそれだけで試合の結果が動くほど、こちらも甘い試合はしまい」「当然だ」…相手と同じくらいベンチの手塚が気になってる真田なので、言い切る声にも力が入ります。「連中がいかなる小細工を仕掛けてこようとも、完膚なきまでに叩き潰してくれる」しかしベンチの幸村は「どうかな」とつれない返事。違和感を感じた真田は、ここで跡部に余裕の笑みがないことに気がつきます。普段なら黙ってなどいないはずの暴君が沈黙。目元を覆い、対戦相手を注視するその顔は不機嫌に歪んでさえいました。そう、この時すでに跡部の視界には違和感が生じ始めていたのでした。
原因は赤也がダビデから借り受けた木製の長ラケット。長さと重さ、打つ感触もまるで違うラケットを使うラケットを使うことで、打球にイレギュラーな揺れが加わっていたんです。ス、スイートスポットっていうんですか?あんまりテニスに詳しくないので不安なんですが、とにかくあの、ボールを真芯でとらえず力任せに押し出すことで打球に“整っていない”ランダムな回転が掛かるんです。そういうことにしてください! これは真田にしてみれば「ただの誤差」もっといえば「道具に振り回されるお粗末な行為」となるのですが、まずは相手を見定めるべくインサイトを発動していた跡部にとっては強力な“障害”でした。跡部の優れた眼力・動体視力はこの不規則な揺らぎを必要以上に追ってしまい、結果として気力・集中力を大幅に削られる。つまりはルドルフ赤澤が菊丸を追い込んだ『ブレ球』の理論です。もっともそれが常態となっている赤澤と違い、赤也は不慣れなラケットを使って強引にブレを生み出しているだけなので、その揺れ方や成功率にはバラつきがあります。発動条件も特定されていないし、時にはブレが生じないこともある、しかし見えすぎちゃって困るの状態の跡部様にはそれすらも撹乱の要因になり、インサイトへの集中を多いに掻き乱されることになります。
ただでさえ二人の相手を注視しなくてはならないダブルスでのインサイト妨害。これこそ、チーム2年が土壇場で編み出した跡部封じの奇策でした。…もっとも跡部なら目を閉じてラリー(例:不二)くらいしでかしそうですが、残念ながらこれはダブルスです。ただでさえコンビネーション練習なんかしてないのに、目なんか閉じたらお互いをラケットで撲殺する事態になりかねません。そして跡部の性格から「自分は休んで真田に頼る」なんてことは死んでもしない。真田は樺地じゃないんです!
で、大活躍のこの「擬似ブレ球」、実は正真正銘本家赤澤のクセから着想を得ています。ダビデのラケットが切っ掛けになったのは勿論なんですが、それを見てすぐに取り出せる位置にアイデアがあったんですね。思いついていたのは勿論東京出身の日吉、日吉がいつか跡部を打ち破るときの為に考えていた方法のひとつがこれだったんです。
都予選の5位決定戦、氷帝は正レギュラーで聖ルドルフを破りました。もちろん準レギュラーの日吉はこの試合に出ていないんですが、関東初戦と同じく控えとしてその場に待機していたことは想像に難くありません。しかしこの時に赤澤と跡部は当たっていないし、正レギュラーが出てきた時点で氷帝圧勝が決まっています。おまけにここで勝ったらルドルフは予選落ちで二度と当たりませんし、氷帝部員は相手のことなんて気にも留めなかった。しかし日吉はこの時、赤澤の球が跡部にも使える可能性を見出し、いつかは己の武器にしようと暖めていたんです。それを日吉はここで使った。一度使えば見切られて、もう使えなくなる可能があると知りつつも、日吉はチームの勝利の為にそれを2人へと教えたんです。日吉…!ああ日吉…!
チームメイトにこの作戦を提示する時、日吉は少しいつもと違う顔をします。これに他の子は気がつかないんですが、同じく打倒先輩を目指す赤也だけはその押し殺した感情の機微を感じ取るんです。でも、分かったからこそそこには触れない。そして「できるか?」と問う日吉の視線を真っ直ぐ見返し、「やってやるよ」って答えます。ここからはもう完全な印象でしかないのですが、赤目だとかデビルだとか言いつつも赤也はやっぱり立海大附属の2年エースで、技術やセンスは同学年平均と比べると飛びぬけていると思うんですよ。一本足のスプリットステップとか、自分以外はどこに跳ねるか分からないサーブとか、そんなこと並大抵じゃありませんよね。だから赤也は日吉が暖めてまだ実行していなかったことを簡単に、準決勝から決勝にいくまでの時間で殆ど完成させてしまいます。 日吉自身がこの技を習得していたかどうかは本人のみぞ知ることです。でも演舞テニスは古武術によって洗練された動きだから、故意に無駄なブレを生じさせるってのはなかなかできないんじゃないかなぁ……と。もちろん完成には赤也の我武者羅な努力と集中力、そしてなによりダビデの怪我へのケジメをつけたいという気持ちがあってこそなんですがね。
だからチェンジコートの際、跡部がグラつき始めた視界に目元を押さえつつも、向こうのベンチから射抜くような眼差しでこっちを見ている後輩に気がつき、「日吉…」って呟いてくれたらそれだけで私はコートに突っ伏す。試合中のコートに大の字で突っ伏す。踏んで!跡部様わたしを踏んで!!
しかしこの『擬似ブレ球』、違和感を根源としているだけあって、成れないラケットにより赤也のプレイは普段よりも精度が落ちこみます。例え跡部の動きを封じ込めることが出来たとしても、甘くなった部分を残る真田に打ち抜かれては元も子もない。ただでさえ究極奥義を持つ皇帝・真田は危険な相手、スキなど作れば確実に首を刎ねに来るでしょう。そこをフォローするのが、パートナーである財前です。
財前は試合の中、テリトリーに入った打球は必ず自分で打ち返そうとする真田と跡部の我の強さを見抜き、ここぞという場所で二人の位置が重なる位置にショットを打ち込みます。同じコート内で邪魔しあう位置に誘導することで、ショットの方向や真田の大技に制限をかけるのがその狙い。特に最大の武器であるインサイトを妨害されたことで火がついている跡部、財前はこの王様がそちらにばかり神経が集中している状態なのを見抜き、前へ出るよう巧みに誘います。さすが天才、器用な子!
真田と跡部はそんな財前の作戦に気が付いてはいるんですが、それでも自分の目の前にきた球は譲れない。だって我が強いから。そもそも相性が良いとはいえないこの2人、急造チームでろくすっぽコンビネーションの練習をしていないうえ、アニプリじゃないから破滅へのタンゴは使えません。後輩(格下)相手というのも、彼らをますます意固地にする。その結果、跡部と真田は「ハンデを抱えた1対2」という戦いを強いられる。シングルスでは及ばない相手でも、この条件下+次期部長の実力を合わせれば互角以上にわたりあうことができます。
チーム2年が選んだのは、赤也の力を8割に抑えてでも、ダブルスとして勝てる可能性へと賭ける作戦でした。そこには勿論、赤也と財前が連携し、協力し合うということが必要不可欠です。コンビネーション練習をしてこなかった彼らにとって、ここは大きな賭けでした。しかし勝利への意思を同じくした彼らには、リスクを打破するだけの勢いだか絆だか、そういう甘酸っぱいものがあったのです。赤也が「任せた!」と道を開け、財前が「いけ!」と声を上げる。普段の彼らを知っている先輩連中が驚くほど、2人はダブルスとして立派に組みあがったプレイを見せます。チーム結成当初の彼らでは考えられなかったことですが、何度もぶつかり、試合を重ねてきた今の2人には「信頼」にも近い感情が既に生まれていたのでした。
そうして、この使えるもの全て利用しまくった策略により、チーム2年はついにカウント3-3まで追いつきます。ここまでは無言でゲームに集中していた財前と赤也も、このポイントが決まった瞬間小さく「っしゃ!」って言いながらガッツポーズをとります。目も合わさないまま!同時に!…譲れないプライオリティです。最初は跡部に寄りまくっていた観客も、予想を超えた2年生の健闘に沸き立ちます。
対して悔しいのはチーム部長。足組み+頬杖の姿勢から「どうした?」と微笑み訊いてくるリーダー幸村に対し、真田も跡部も答えずに顔を背けます。皇帝と王様がいよいよ真剣になった瞬間ですね。既に幸村にはだいたいのことが読めているのですが、どうせ聞き入れないだろうから言わない。これは部活ではなく、自由で平等なチームの中なのです。
そして試合再開。ここでチーム部長ペアは跡部が下がり真田がその前へと立つ、黄金ペアのオーストラリアンフォーメーションっぽい陣形を取ります。しかし即席も即席、コンビ力皆無な2人がいきなり打ち合わせもなしにオーストラリアン(略)などできる訳もなく、消耗が激しい跡部を下げただけならば、依然チーム2年に有利な状況に変わりはありません。ここで一気に押し切りたい2人はナックルサーブ・ナパームなどのダイレクトアタック技を解禁して攻めにかかります、が、ラケットを弾く程度には力の篭ったボールはチーム部長のコートに入った途端、真田によってあたかも普通の打球のように処理されてしまいます。ここで赤也が責めあぐねていることに気づいた財前がサポートに入り打球を捌くのですが、落下点に真田が追いついたと思った次の瞬間、ボールは彼の足元を鋭く抜けていきました。打ったのはもちろん真田。しかし視認することすらできないスイングに、赤也の首筋を冷たい汗が流れ落ちます。「来たぜ、風林火山…!」 林による技の無効化と、風の超高速スイング。ついに皇帝・真田が自らの奥義を開放し始めたのでした。
いよいよ本気になったチーム部長、しかし陣形は依然オースト(略)のまま。財前は相手の動きを警戒しつつも、ガラ空きのサイドにボールを打ち込みます。後ろへ抜けたボールは真田の守備範囲外、しかし立ち位置から跡部はラケットを振ることが出来ないはず。…そう見込んだ財前のショットは正確にコートの死角を捉えました。しかしここで動くことができないはずの跡部が、真田のすぐ脇を抜け、打ち返したのです。コートへと鋭く打ち込まれたボールは2人の間を抜けていき、背後のネットを大きく揺らします。ショットを打った財前はおろか、1本足のスプリットステップを発動していた赤也でさえ一歩も動くことが出来ませんでした。 そうして跡部は汗が伝う腕を高々と上げ、「俺にはもう見えてんだよ、テメェらの死角は全てな!」と宣言します。ドンッ★ キングの復活に会場はFGKS会場降りのごとくピギャり、いや大気が震えるほどの歓声に包まれます。
跡部と真田の間に「協力する」などという文字はありません。しかしこんなところで小生意気な2年生に負けるわけにもいかない。だから彼らが選んだのは、お互いが邪魔にならずに本気を出せる試合の方法でした。擬似ブレ球によりHPを削られている跡部は後ろに下がり、正面の打球を真田が自由に「風林火山」で打ち返せる場所を作ります。しかし跡部はそこでもインサイトを発動、赤也と財前、そして真田の死角までもを見抜き、“真田には打てない球”を正確に相手のデッドゾーンへと返球する。これが真田と跡部のコンビネーションがん無視・お互い譲る気ゼロのダブルス。
財前が死角を突いてくることは分かっていたとはいえ、封じられたインサイトでの3人同時注視は跡部にとっても無謀なことでした。しかし男の子、そして王様には庶民よりも遥か高い意地があります。正面に来たボールは「やれ!」と真田に命じる。そして死角に来た球は自らの手で確実に捕らえ、ポイントへと変える。これでこそ「勝者は跡部!」 ここからゲームの主導権は再びチーム部長へと戻り、財前と赤也はカウント3-5まで追い詰められます。
ここまでジワジワ削ってきたとはいえ、真田や跡部の気迫は未だ衰えることがありません。全国トップレベルに君臨する者達の実力を身を持って思い知らされ、一時は湧いた観客も「やはり駄目か」というムードになっていきます。その重苦しい声はコートの2人にも届きます。しかし彼らの目から闘志が消えることはなく、むしろこの逆境の中でギラつくまでに輝いていました。「諦めるかよ」と、赤也は木でできたラケットのフレームを指先できつく握り締めます。「ここまで形振り構わずやってきたんだ。敵がなんだろうが関係ねぇ、もう俺等には勝つ以外にねぇだろうが…!」財前も隣で「ああ」と答え、目を細めて相手のベンチを見据えます。「ここで退くなんて言うてみぃ。すぐにその舌引き千切ったるわ」そうして2人はどちらともなく、握り拳を思いっきりぶつけあう。
「死んでも負けん…!」「殺す気で勝つ!」 赤也はここでラケットを自分のものへと持ち変え、そして財前は汗を吸って重たくなったリストバンドをベンチの方へと投げ捨てます。
「ほざけ、雑兵が!」「身の程というものを教えてやるわ!」 跡部が目元へと垂れた汗を手の甲で払い飛ばし、真田がラケットで後輩2人を狙い据える。誰か私の煩悩を止めてください。意地とプライドをかけた試合は2年生の執拗な食い下がりによって泥沼の様相を呈し、ついにタイブレークへともつれこみます。
地力で勝るも制限のかけられたチーム部長と、策とコンビネーションで技術の差を埋めにかかるチーム2年、先に王手を掛けたのはチーム2年の方でした。しかし死力を尽くしてきた赤也と財前の体力は限界に近く、これ以上ゲームが長引けばやがて潰されるのは目に見えています。ここからは勝ちを焦りに来る。チーム部長もそれを見越しているのですが、真田は相手が弱るのを待たず、あくまで真っ向勝負で2人を叩き潰そうとする。そして「そろそろ引導を渡してやる」「ここが貴様らの終焉だ!」と打ち放ったのは風林火山の「火」。通常時でさえラケットを跳ね飛ばす威力を秘めたグランドスマッシュが、チーム2年のコートを抉ります。財前はなんとかこれを捉えるのですが、汗に濡れ、痺れた指は球威に負けて弾かれかける。飛ぶ、と思ったその瞬間、逆側から走りこんできた赤也のラケットが後ろを押さえる。そして右利きと左利きのスイングが重なり、赤也のラケットはボールを捉えた財前のラケットごと、打球を前へと押し込みました。
そんなことができるんか、ルール的には大丈夫なのか、そんなこと私は知りません。グーグル大先生に聞いても分かりませんでした。でも仕方ない、マフィンくってたらこの絵がズドーンと落ちてきたんだ!
二人がかりで飛ばしたボールは大きく弧を描き、真田と跡部の頭上を飛び越えます。コントロールなどはまるでない、ただ前に飛んだことが奇跡のような打球でした。しかし逸れるかと見えたボールはラインの真上を捉え、真田と跡部の遥か後方で跳ね上がります。これが最後のポイント。チーム2年はこの強すぎるダブルスを相手に、ギリギリのギリッギリで勝利します。
最後のポイントが決まった瞬間、気力と体力を使い果たした2年ペアは崩れ落ちるようにしてコートに膝をつきます。真田と跡部はそれぞれの位置に立ったままそれを見下ろし、そして静かに背中を向ける。次の瞬間、財前と赤也の言葉にならない喜びの声がコートいっぱいに響き渡りました。
……むしろ誰コレ?ってな具合に暑苦しくてすみません。これでも表現とかいろいろ抑え目にしてたつもりなんですが、どうもBGMが超電磁砲なのがいけないみたいです。こっから真田と赤也が握手したり、跡部と財前が一言二言かわしたり、ベンチに返って喜びに湧いたりするんですが、そのへんいくとまた字数がやばそうなので以下略。色んなものを皆さんの想像にお任せして次に行きます。
シングルス2は日吉と白石が戦います。 一勝したとはいえ、S1のダビデが棄権前提であるチーム2年には余裕がありません。1試合も落とせない状況に変わりはなく、試合に挑む日吉の顔も厳しいままです。双方ともにこの試合が正念場、それもコンビネーションで差をつけることができたダブルスとは違い、こっからは正々堂々ガチンコ対決。日吉も氷帝の次期部長候補とはいえ、相手は2年から部長を努めるバイブル、関西最強校を統べるMr.パーフェクトです。この時点で準レギュ以上レギュラー未満の力量ではまず勝てない、誰もが白石の圧勝を予想しました。しかしオーダーを読んでいたチーム2年は、またしてもここにある作戦を仕掛けていたのです。
白石が基本に忠実なテニスで戦うってのはもう改めて確認するまでもないと思うんですが、これは白石の動きだけでなく考え方にも適用されてるんじゃないのかなー、と。例えば相手がどんなマジックテニス(例:不二)で来ようとも、それを基本のパターンに当て嵌めて対処する。バウンドしない球はバウンド前に返す。ヘカトンケイルの超回転にはそれを上回る回転を掛ける、ってのは考え方としては合理的(=基本の延長)です。そして不二が一瞬のうちに手首を返して(略)して作った回転を、白石は基本に忠実なフォームで上回った。ここに彼のテニスの真髄みたいなものがあると思います。
対する日吉は独自に開発した演舞テニス。無我ったリョーマ様が真似したりしてましたが、でもアレ、多分あのフォーム自体に意味はないはずなんですよね。 日吉はほんに小さい頃から古武術をやってきたので、体の使い方が普通とは違う。余談ですが鎌倉だったかそれくらいの人と現代人では歩くフォームからして全然違うらしいですね。はい。だから古代のエナジーを組む日吉にとって、現代&西洋のテニスの基本フォームは馴染まない。普通のフォームの奴が演舞テニスをやる→やりにくい。それと同じで、日吉にとっては普通のフォームこそが不自然で、演舞テニスの方が自然体。つまり演舞テニスってのは元々、リョーマが右から左にラケットを持ち変えるのと同じ原理から生まれたものな訳です。だから本来変わったフォームで撹乱とか、打球が違った角度で攻めてくるってのは「日吉の本気」の副産物でしかないんです。言い換えれば、日吉が100%を出せるのは演舞テニスしかないんです。だけと日吉はずっと“跡部と同じ”テニスの基本型に自分を填めようとしてくすぶっていたと……うっうっ。もし榊センセが日吉を見い出してくれなかったらと思うと涙で米が炊けそうです。それに関東大会の補欠試合、日吉は最初普通の試合をしてましたよね?あれが「跡部と同じテニスへの憧れ」に対する最後の未練だと!したら!!日吉ぃ!!!
……大幅に話が逸れました。 つまり何が言いたかったかっていうと、白石の思考の中心には常に「基本」があって、そこから外れれば大技は出せるけど隙も生まれる=無駄。そして相手の行動も全てその根元にある「基本」に洗い戻すことによって処理しているのですが、基本そのものが他人と違う日吉には、このセオリーが通用しない。だから白石はいつものように素早く対応をできないだろうと踏んだ。そして攻略法を見定められないうちに日吉の超攻撃型テニスを叩き込んで勝負をつける、チーム2年の狙いはここにありました。
「演舞テニス。最初は無駄だらけや思とったが……これで案外理にかなっとるんやな、日吉くん」「……」「さっきのダブルスといい、なるほどよう考えとるわ」「……なんとしても勝つ。俺達はそのつもりで来ましたから」「……」「…下剋上だ」 ←カウント1-0での会話イベント
日吉は白石に対して礼儀正しいような気がする。跡部や手塚に対してやや従順なのと同じ感じで。
白石の強みは「完全な基本」を駆使することによりヘカトンケイルの(略 にすらも対応できるということですが、全国決勝でカウンターを打ち破った際、予め技のデータの提供を受けているような描写が見られます。まぁ、バウンドしない球を「あ、バウンドしないんだ!」って思ってからじゃ遅いですし当然っちゃ当然なんですが…。それがどの基本に当てはまるか「分析」さえしてしまえば、実際に相対したことがなくとも一発で返せてしまう、もう自分で書いててビックリしてるんですが、ぱねぇっすねMr.パーフェクト。だから相手がデータを知らないこと、テニスのバイブルに分析されていないことだけが日吉の優位性なんです。
四天宝寺と氷帝が昨年度の大会で顔をあわせていた可能性はありますが、日吉が演舞テニスにめざめた時期が1年の冬だから大丈夫。関東の乾ですら準レギュラーから台頭してきた日吉のデータは持っていませんでした。だからいかに小春を擁する四天宝寺といえど、関西まで「演舞テニス」の話は伝わっていないはず……と、思ったけど、もしかしてこの2校には忍足ホットラインがありますか。「ウチの準レギュにけったいな打ち方しよるのがおんねん」とか電話で言っちゃって、それを「昨日侑士から聞いてんけどな~」とか3年2組の教室で言っちゃって、もしかして伝わっちゃってますか演舞テニス!? …まぁ、そうだとしても古武術の動きなんて一般人は知らないし、白石が特に興味を持って調べこむなんてことはいないだろうし…うん。まぁとにかく白石は知らない前提で話を進めますね。
ネタが割れれば白石は即座に打ち破ってくる。だから日吉は演舞テニスで攻め続けながらも、そのパターンを見破られないよう手を変え品を変えていかなくてはいけません。テニスにも何通りかの基本があるように古武術にだって幾つもの「型」が存在するので、そう簡単に全ての動きを見切られることはありませんが、試合が長引けばそれだけ白石の危険は増していく。つまりはそう、短期決戦です。ちなみにネタ元ゲーム「最強チームを結成せよ!」だと、日吉の演舞テニスには「奥伝・受流」「奥伝・壁添」「禁伝・牙突」など多種多彩な技が用意されてます。…牙突もマジですよ?読み方こそは「きばつき」ですが。この妄想では、日吉は原作で名前のなかったこれらのショットを駆使しているということでひとつ。そして日吉は技と気迫で序盤を押し込み、2-0くらいの展開になります。
このとき財前の中には一瞬「白石に部長として完璧であって欲しい」という考えが浮かぶんですが、すぐに「このチームで優勝したい」というのがそれを打ち消します。そして自分たちが全力でこの相手に打ち勝とうとすることこそ、部長たちに対する最大の礼儀だと思い至り、先ほどから震えが止まらない左腕の手首をぎゅっと握るんです。ベンチでは赤也がやってきた日吉に対して身を乗り出すようにし、「いけるか!?」と声を掛けます。「手応えはあった。だが…」視線を向ける日吉にダビデが頷き、「流石に冷静だ。一度見せた型には既に対応し始めていた」 そう、声を出すこともせずじっと試合を見つめていたチーム2年の各員は、それぞれ白石がどこまで反応してきているかを注視、次に日吉が取るべき行動を指示する為の分析に入っていたのです。「大丈夫だ、俺達は負けない」「あぁ、ぜってー勝つ」「当たり前や」 しかし、そこで財前は白石の顔にまだ笑顔が残っているのに気がつきました。
「なんだ、随分と楽しそうじゃないか」ベンチで白石を迎えた幸村は、やはり余裕を漂わせた表情でそう問います。「後が無い状況と言うのは、やはりお前でも奮い立つものか?」「せやな。ひさびさに緊張感のあるええ試合や」「負ける訳にはいかないからな」「あぁ」 白石はベンチに見える四天宝寺の顔を見、それから静かに目を細めて笑います。「ウチの後輩も、俺に対して容赦しとらんみたいやしなぁ」と。既に白石はこの聖書対策の作戦立案に財前が深く関わっていることまで察していて、あの人を食った後輩が、チームとして自分を本気で倒そうとしてきているのが嬉しいんですね。白石は謙也から「財前がチームで上手くやっているようだ」というのを聞いているんですが、先のダブルス、そしてこのシングルスまではここまで本気のものだとは思っていなかった。自分達3年が良い仲間であるからこそ、白石は財前に対等な立場で向き合える相手がいないことを気にしていました。それが解消された安心と、自分が後輩にとって「最後に超えなくてはいけない壁」であるという誇りが、白石の口元に微笑を浮かべます。先の試合での赤也を見ていた幸村もこの気持ちは同じで、「フフ」と笑って返します。 ここで手塚は静かに「気持ちは分かるが、油断は禁物だ」と。彼が見つめる敵方ベンチでは、チーム2年がリードを喜ぶ様子もなく真剣に意見を交し合っています。「彼らは本気で俺達を倒そうとしてきている。……決して、甘くなど見ない方がいい」これに白石はラケットを持ち上げ「せやな」と頷きます。学校という枠を超えて自由に参加できるこのトーナメントですが、彼ら部長はやはりどこまででも部長、その肩書きと役目を忘れることはないってのが!私の!萌えです!そしてその心境を理解できるのはいつも近くに居る同校レギュラーではなく、同じ立場にいる他校部長だけってのがまたたまりません。
ちなみにチーム部長、負けた二人に発言権はありません。いや、ベンチ隅で地味にへこんでるだけなんですが。
もののついでに言ってしまうと、このとき他の各校レギュラーもぞろぞろと試合を観戦しにきています。負けたチームもだいたいはそのメンバーで集まって決勝戦を見守っているのですが、立海レギュラーだけはチーム無視で話が合う同校生徒のもとへ行き、観客席上部に「立海ゾーン」を形成します。するとその周囲にチームのメンバーもあつまってなにやら賑やかになっていくのですが……立海生、特に仁王や柳なんかは「真田の奥義が云々」という会話が通じるメンバー相手にしか試合の感想を述べません。応援もしない。丸井ジャッカルあたりが「よっしゃ!」と赤也の特別うまくいったポイントに反応するくらいで、後は基本的に激淡白です。赤也がいるから、幸村がリーダーだから、といったことでどっちかに寄ったりしないのが立海クオリティ。
対照的なのは謙也に代表される四天宝寺で、こちらは財前が出ていれば財前を、白石が出ていれば白石を全力で応援します。座席は組んでいたチームでとっていても、心はドンドンドドドン四天宝寺。「おっしゃあ!」「四天宝寺の魂見せたれや!」とポイント毎、ゲーム毎にしっかり声を掛けていきます。どっちのチームが勝つかには関わりなく、仲間が試合をしてたら応援するのが当たり前!というなんとも気持ちの良いスタンスですね。同じように青学・六角も身内がいる方のチームに寄った応援をします。
氷帝は割りと複雑で、人によって跡部を応援したり日吉を応援したり、どっちも応援せずスカした態度で伊達眼鏡を押し上げてみたりと様々です。ジローは常に「マジマジすっげー!」、鳳もただ純粋に「すごいですね!」で、どっちに寄るでもなくとりあえず氷帝コール。岳人は「跡部に勝てるかよ!」といいつつ後輩の下剋上にちょっと期待してたりしてるんでしょうか。いや氷帝もかわいいですね!
そしてこの試合、特定条件を満たすと「大阪人ならW忍足と同じ方法で攻略できるのではないか」というダビデのアイデアから、日吉がショットと共に「ジジイになっても、若!」と叫ばされる特殊イベントが発生します。はずかC!会場は凍りつきますが、唯一白石だけは真顔でそれを受け止め、「んん、なかなか面白いやん」と、答えるついでに円卓ショットで返します。これにはネタ監修のダビデも戦慄。「まさか…あのダジャレをツッコまずに肯定するとは」「さすが白石部長、ボケをボケで無効化しはった…!」「いや、それ関心するとこじゃねぇよ」とかいう会話イベントがあったり、なかったり。いや、多分ないですね。
はい、それで肝心の試合です。日吉は2-0からも更に攻めの姿勢を崩さず、全力で白石を突き崩しに掛かるのですが、そこはヘカトン(略)をも破る力を持った四天宝寺のバイブル、2年相手に長くリードはされません。完全にパターンを記憶せずとも、打点の位置、そして角度からボールの方向と回転を割り出した白石は、ついに日吉の演舞テニスを一発目から捉えます。そうして一度捉えてしまえば、彼は二度と試合の流れを手放さない。「ええ感じや!」から始まる反撃に、試合は一気に逆転します。このとき既に白石は日吉が今に至るまでの努力を見て取り、自分を倒そうとしてきてる真っ直ぐさと気持ちの強さをだいぶ気に入っているんですが、だからこそ聖書は容赦しない。「君はまだまだ強なるわ、日吉くん」「せやけどまだや、まだ俺は倒せへん!」とかなんとか。日吉も一時はかなりいいところまで食らい付くんですが、結局は白石に演舞テニスを全て見切られ、スタミナが切れかけた所で負けてしまいます。ハイ、負けます!後が無いのに負けます!
日吉はもうメッチャ頑張ったんですけど負けちゃって、関東初戦補欠試合のトラウマが再発するかと思われるほどの可哀想な凹み方をするんです。ちょっと混乱してるけど一応時系列は関東から全国の間なので…自分のせいでチームが負ける、っていう辛さをまたこの子は背負い込んじゃいそうになるんです。そのあまりの自責のっぷりに、赤也と財前も「おい日吉」「日吉」っていいながら血相変えて寄ってきます。だけど不器用な子達だからまた言葉が見つからない。そこでまた!タオル被ってベンチにぐっと俯いてる日吉の肩を、ダビデがぐっと掴むんです。そして「気にするな。次で勝てばいい」って言って、自分の長ラケットを手にするんです。「この程度の怪我だ、試合くらいできる」と。悪化したら全国大会に響くかもしれないのに、「お前たちがここまでやったんだ。俺がやらないでどうする」と言うんですよこの180センチは!
日吉は即座にタオルを跳ね上げて立ち上がり、「約束が違う」「怪我を圧すくらいなら棄権する」と猛烈に反対するのですがダビデは聞こうとしない。赤也と財前も止めようとするのですが、ここで負けるのは悔しいというダビデの気持ちも痛いほど理解できて、チーム2年の中で意見が割れます。ここでガン押ししたいのは、そう、180のダビデの胸倉を掴む173の日吉という図、そして日吉の鼻にかかった声と赤い目元。「マジでお前、行くのかよ」「できる試合だ。させてくれ」「せやかてアカンて決めたやろ!」とそれぞれの気持ちは拮抗し、コートへ入ることを求める審判の声がしても、チーム2年の意見はまとまりません。ただならぬ気配を察し、次第に会場もざわつき始めます。
「待ってください」 そう言ったのは、チーム部長のリーダーである幸村でした。彼はチーム部長側のベンチからゆっくりと立ち上がり、そして一言、「俺たちの負けだ」と。誰もが驚きに言葉を失う中、幸村はシングルス1・手塚の棄権を審判へと進言します。
どよつく会場、「どうして!」と叫ぶ赤也を手で制し、神の子は朗とした声で語ります。「この棄権は、俺がリーダーとして下した結論だ。なにがあろうと手塚に試合をさせる訳にはいかない。いや、できないんだ」と。
「手塚の肩はまだ完全に治ってはいない。今も満足に肩が上がらず、通院し定期的な治療を続けている最中だ」「つまりシングル1は、俺達にとって最初から無いものだったんだよ」 ここで「このトートナメント、確かに手塚は常にS1でオーダーを組まれていた。そしてこれまでダブルス・シングルス2共に無敗だったため、一度も手塚に回ることはなかったが……」と、ベンチで柳or乾がスラスラと解説。会場中から降り注ぐ視線に、手塚はただ静かに頷きます。
「俺はこのチームに選手として登録する際「試合はしない」また「させない」という条件を呑んだ」
「わざわざこの俺様が参加してやるんだ。雑魚相手にはちょうどいいハンデだろ」
「我々を一敗でもさせられる者がおるならばそれで良し、幸村は最初からそう考えてこのトーナメントへと参加した」
「もっとも、まさかこうも楽々決勝まで来れるとは思ってへんかったけどなぁ」
そう、チーム部長はさっきまで発言権のなかった方々までも交えたチェインリアクションで彼らがこの大会へ出場した真意を語り始めます。そう、全ては「部員の成長を見守り、刺激を与える」という部長しての使命の為。つまり彼らはどこまでも部長なのです。副部長もまざってるけど!彼らはチーム、部長と言う絆で結ばれた選ばれし頭目のエリートなのです。
「元々俺達は“シングルス1はないものと考える”という条件でこのチームを結成した。故に、本来ならばダブルスを落とした時点で、此方の負けを認めるべきだった」
「せやけど君ら後輩の頑張る姿を見てたら楽しなってしもてな、結局ここまで引っ張ってもうたっちゅー訳や」
「騙すような真似をしてすまない。しかし……」
「ふざけんなよ!」
ここで怒鳴ったのは赤也でした。しかし怒りを露にしていたのは彼だけではありません。チーム2年の面々は此方も同じ条件なのだから棄権する。こんなことで優勝を果たすくらいなら、いっそ参加しなかった方がマシだとまで言い切ります。幸村に掴みかからん勢いで詰め寄る赤也に対し、真田が静止に動きかけますが、幸村はそれを手で制します。「今のお前なら、きっとそう言うと思っていた」と。幸村はそう言って肩に掛けていたジャージを引き寄せます。
「君達がそれほどまでに決着を望むなら、俺達は責任をもって応えよう。……ただし手塚を出す訳にはいかない。天根くんも、怪我を甘く見ているとそのうちテニスができなくなるよ?」
「じゃあ、どうやって」
「一球勝負だ」
「え?」
「お互いに代表を一人指名し、一球のみで決着をつける。それに敗北した側がシングルス1を棄権し、勝者は優勝の栄冠を手に入れる。どうだ、この勝負、お前たちは受けるか?」
腕を組んだ神の子の左右には、いずれ劣らぬ全国区の面々が並んでいます。それは超えるべき目標であり、信頼する相手であり、最強の存在であり……そして、近い将来自分たちが相対しなくてはいけない『部長』という名前を体現する面々でありました。 勝てる見込みはあるのかも分からない。しかしチーム2年は迷うことなく幸村の言葉に頷きました。空白になっていたコートへ、もっともチームの運命を託すに相応しいとされた者が入り、張り詰める緊張の中を熱い風が吹き抜けていきます。
そして、打ち上げられたボールの行方は――。
(エンディングテーマが流れ出す)
エンディングの最中、ネタ元ゲームだとリーダーに対して皆がメッセージを残して去っていく終わりなんですが、チーム2年は特にリーダーを決めていないため使えません。なのでベッタベタにいきます。
数々の苦難を乗り越えて栄冠を手にしたチーム2年でしたが、今日が終わればここで解散。明日からはライバル校同士、日本一の座を争う仲となります。もちろん湿っぽいことなんて言わないメンバーですが、吹き抜ける風が少し色を変えているのは皆同じように感じていました。そこへカメラがやってきて、優勝した彼らに「撮るよー」と声を掛けます。両手でピースを作ろうとする赤也を「アホか」「恥ずかしいだろーが」と財前と日吉が両側から叩き、「んだよ、テメェらこそノリ悪すぎだろ!」と言い返される。もうお馴染みとなったやりとりもこれが最後だと、皆がどこかで感じていました。「近寄って!」と言われても渋々と言った感じで集まらず、結局はやる気ない直立で写真に納まろうとするのですが、そこで不意にダビデが「ありがとうな」と、3人にだけ聞こえる声で言う。その瞬間、皆の顔がふっと幼いものに変わります。
そうして撮られた写真の中で、優勝カップを手にしたチーム2年のメンバーは皆少しづつ照れくさそうな、そしてどこか誇らしげな笑顔を浮かべていたのでした。
~おしまし~
↑素で打ち間違えました。
なんとか最後までやりきりましたが、マジマジすっげー恥ずかしいのでしばらく布団を被っておとなしくしておきます。中学生みたいな脳ミソでほんとすみません。ここまでお付き合い下さった方、拍手を下さった方、どうもありがとうございました!
2010/01/26[Tue]
ネタ >>
続々々・チーム2年
ハイすみません。この前からやってるチーム2年妄想です。実は年単位で暖めてた妄想なんで良い感じに醗酵が進み……気づけばまたauの文字入力限界に阻まされました。なんてこと!
妄想が入り組んできているので、
1回目
・
2回目
・
3回目
を踏まえてからどうぞ。
まず最初に、この妄想ではキャラ同士の強さに優越をつけてしまっているので、遅ればせながらこのサイトにおける強弱判断の基準をお話しておきます。とりあえずは原作のザクッとした流れから↓
六角をストレートで下した比嘉に圧勝する青学→青学>>比嘉>>六角
不動峰に圧勝した四天宝寺は青学に惜敗→青学≧四天宝寺>>不動峰
関東・全校決勝の内容から青学≒立海
同じく試合内容から青学≧氷帝
関東大会から立海>>不動峰、氷帝>>聖ルドルフ
学校単位ではこんな感じで強弱を判断してます。その割には立海によりまくってますが、そこはそうしとかないと関東・全国での敗北が際立たなくなっちゃうから、その、絶対王者の失墜っていうドラマは大切にしたい。無論すべては私の勝手な解釈なので、ズレや誤解も多々あると思います。青学なんかは試合の中で強くなってく感じなので基準がグニャグニャだし。原作未対戦のキャラ同士の相性については設定とかゲームでの使い勝手とか色々合わせたフィーリングです。……フィーリングです!(開き直り) そしてこれ以降フィーリングでの試合妄想が続きます。すみません。
本題です。ガッツンゴッツンぶつかりつつもトーナメント決勝まで昇りつめたチーム2年でしたが、準決勝でのダビデ負傷により絶体絶命のピンチに追い込まれます。補欠のいない4人チーム。棄権か続行か、厳しい2択を迫られた彼らが出した答えは「ダブルスとシングルス2で勝負をつける」。シングルス1のダビデに回さないことで、“4人での”優勝を目指す。しかし唯一無二のダブルス要員を欠いた中で、一試合も落とせないというギリギリの策です。しかも次の決勝、ただでさえ相手がヤバい。
チーム2年を決勝で待ち受けていたのは「チーム部長」。リーダー幸村に真田跡部手塚白石という各校最強権力者を集めた超豪華チート集団です。実力名声地位すべてデラックス、なんなら跡部の財力と真田の武力を足してもいい。中学生のトーナメントに出場するには確実にレベル上限オーバーです。遊戯王だったら即規制もんですね。そんな相手がこの妄想のラスボスとして立ちはだかってきます。
このチーム、ギリギリまで出場登録をしていなかったばかりか、同校生徒にもその結成を一切知らされていませんでした。だから大会当日、いきなりの部長軍団の登場に周囲は戦慄します。実力以上にアクも強いこの5人が何故組んだ、お前ら出る気ないんじゃなかったのか!等々。青学に至っては「手塚!?九州からいつ帰ってきてたんだ!」というレベルです。ひでぇ。しかしこのメンバーが元々大会に出る気なかったというのは本当で、幸村が声を掛けるまでは白石も跡部もチーム勧誘を全て断り悠々見物を決め込んでいました。もちろん其々にそれなりの考えがあってのことだったので、相手が幸村でなかったら交渉に応じることすらしなかったかも知れません。ぶっちゃけこのメンバーが最初から真面目に練習してたら、皆が優勝狙う気なくしちゃうってのもありますね。チームメイトや後輩の頑張りを見て「おーおーやっとるわ」と思ってた白石、何故か主催者ポジションで大会を仕切っていた跡部、九州直送の手塚と病み上がりの幸村with真田。こいつらが何の因果か大会1週間前くらいにパパッとチームを組んでみた。部長軍団はそんな超即席のチームです。
結成経緯から、チーム部長は優勝することをあまり意識していません。無論、部長として不甲斐ない姿を晒すわけにはいかないと思ってるんですがね。ただ自分達が勝てばいいカンフル剤になるし、なにより皆の頑張りが肌で感じられて面白いんじゃね?と、そんな目的で参戦してきやがりました。はた迷惑です。これでちゃっかり決勝まで来てるんだからはた迷惑です。特に白石跡部真田の三人は、自分とこの後輩を叩き潰す気まんまんでやってきます。怖いですね!
幸村がリーダーなのはネタ元の「最強チームを結成せよ!」で、病み上がりを理由にリーダー(ベンチ指示)専用キャラとして設定されているから……ってのを汲んでみました。別にいつもの跡部ルール発動でも白石がノリで巻き込むのでも良かったんですが、こっちの方が副部長真田の座りが良かった。幸村いたら真田も横に控えてるよねっていう、この、擦り込み。試合に出れない幸村が何故このチームを組織したかは考えてあるんですが、詳しいことはちょっと放置。
因みにこのチーム部長は、準決勝でリョーマと金ちゃんがダブルスを組んだ「チーム1年」を撃破してきています。ネタ元が関東大会~全国大会開始までの間っぽいことを考えるとちょーっと時系列無視してますが、だってこの二人にダブルス組ませて負かしたかったんだもん!(開き直り)
このチーム1年は、やる気ないのにリーダーに指名されてしまったリョーマが真っ先に寄ってきた金ちゃんと通りすがりの壇くん、「1年なら僕も!」とどこからか聞き付けてきた剣太郎、更に「では彼も混ぜてあげて下さい」と通りすがりの柳生に引率されてきた蔵兎座ことクラウザーさんで「ま、いっか」と結成しました。全てはその場の勢いです。しかし超ルーキー2人に古豪六角の1年部長と磔系補強選手で、戦力的にはかなり充実。壇くんは初心者ですが、作戦をたてたりビギナーズラックを働かさせたりしてチームの勝利に貢献します。問題はメンバーの一人がリーダーとしか満足なコミュニケーションをとれない点ですが、他のメンバーが人懐っこいので言語の壁はさした障害にはなりませんでした。むしろ中学生トーナメントにバイリンガルがいるだけでも貴重なんだ贅沢言うな。ニコニコしながら大阪弁全開で話し掛ける金ちゃんに戸惑うクラウザさんと、めんどくさがりつつも最終的には通訳してあげるリョーマとか可愛いですね。それに「すごいです越前くん!」「ね、僕のも言うことも伝えて!」とか他の二人がのってきたらもうパラダイスじゃないですか。片っ端から頭グリグリしたくなるじゃないですか。言葉が通じなくたって、どっかの2年どもより断然早くまとまるチーム1年です。
そして彼らは先輩連中をちぎっては投げちぎっては投げして準決勝までやってくるのですが、ここでは相手と組み合わせが悪かった。
ダブルスはリョーマ・金ちゃんVS白石・跡部。 この試合、ルーキー2人は大技だしまくりで放題したんですが、もう完っ全に息があってない。下手に守備範囲が広くお互い張り合うので、「阿吽」戦法も即効で忘れます。対する跡部も完全にワンマンプレイで派手技を連発するのですが、そこは白石の方が上手く合わせて圧倒。「引立て役には丁度いいぜ」とかのたまうパートナーと「地味なくせに…」「白石のくせに!」とか言っちゃう後輩に若干キレそうになりつつも、四天宝寺の聖書は己の仕事を全うします。「エクスタシー!」の決め台詞を跡部の高笑いに潰されても、円卓ショットのチャンス!と思った瞬間「破滅への輪舞曲だ!」とスマッシュを横取りされたとしても、白石はただひたすら完璧なテニスを続けます。「景ちゃんはしゃあないなぁ…」とビキビキしつつ働きます。 結果、チーム部長は1-6で圧勝。しかし試合終了後は「無駄多すぎるやろ…!」と敵味方3人まとめてエクスタ侍に説教されます。完全にご立腹のバイブルの前にルーキーとキングが正座させられている珍妙な光景!しかしリーダー幸村はそんなことなどガン無視で次の真田に「さぁ、トドメを!」と指示を与えます。シングル2の相手はリリアデントの蔵卯座さんだったんですが、ここはフッツーに試合してフッツーに勝ちます。こうして容赦を知らないチーム部長は最初から全力全開手加減なしで戦力を投下し、1年相手にどストレート勝ちを決めました。キラッ☆ 実力的にリョーマと金ちゃんはダブルスを捨ててシングルスでの各個撃破に回った方がだんぜん勝ちの目があったんですが、仕方ないです。チーム1年のオーダーは壇くんまで含めた5人でのアミダクジなのですから。
余り話になりますが、跡部が「白石」でなく「蔵ノ介」って呼んでたらこう…他の組み合わせにはないパッションを感じるんですがどうでしょう。私はすごい 萌える。ここに幸村を加えた華やか部長トリオとか、手塚を取り巻くトライアングルとか、OVAでの白石と手塚のコンビもすっごい良かったですよね! いやぁおいしい。チーム部長おいしい。
「たわけが」←ボケ
「んんーっ」←ツッコミのできるボケ
「アアーン?」←能動的ボケ
「…フフッ」←静動的ボケ
「油断せずにいこう!」←青学の柱ボケ
これで馬鹿みたいに強いんだから……チーム部長おいしいです!
で、ハイ、とってもいきなりチーム2年です。脱線しまくりですがよーやっと帰ってきました。
準決勝でライバルチームに2-0のストレート勝ちを収めたチーム2年でしたが、その勝利にはダビデの負傷と言う大きな影が落ちていました。特に赤也の落ち込みようは深刻で、「棄権はしない」と決めた後も背中を向けて動こうとしない。喧嘩から仲直りした経験がなかったように、誰かに自分のプレイを謝ると言うのもまた、赤也にとっては全く未知のことでした。ダビデに直接ボールをぶち当てた訳ではありませんが、自分が挑発し・激昂しなければ起きなかった事故であるのは間違いない。しかし責任を感じていても、どうしたらいいのか分からない。また、相手がそれで怒るでも恨むでもなく、ただいつもと変わらぬ調子で「気にするな」と声を掛けてくる。立海の中ですら多少の叱責は受けるのに、ダビデはむしろ赤也の方を気遣い「どうということはない」と手当てすら断ろうとするんです。赤也にとってそんなことは初めてで、もはやダビデの顔を見ることすらできない。事故を起こした自分の未熟さ、そしてなによりダビデが試合に出れないということが悔しくて赤也は無言のまま俯き、ただ色が変わるほどきつく拳を握り締めます。日吉もダビデも掛ける言葉が見つからずに黙り込むのですが、ここでスッと立ちあがった財前が、背中を向けていた赤也のケツをひっぱたき、「やるで」と声を掛けるんです。
「お前のせいでダブルスに穴が開いたんや。責任とらんかい」
こう、オブラートに包まず言ってのけるのが財前です。ガチ喧嘩をした相手だからこそ、財前は赤也が決勝前に凹んでるのが許せないんです。だから喧嘩腰でも「お前も勝つ気ちょうたんかい」とその意思を確認する。もちろん同じ気持ちなのを分かった上で、自分がダブルスを組む相手に赤也を指名するんです。 一瞬ひるみ、迷った赤也ですが、やがて「……うっせーな」と答え、財前の目を真正面から見返します。「俺と組んで勝つ気かよ、財前」「知るか。やれ言うたらやらんかい」「後悔しても知らねぇぞ」「アホか」「そんなん、このチームに入った時から承知しとるわ」
この、財前がとったケツを叩くっていう関西人的コミュニケーションが、実はダブルスでミスした時に謙也からやられてる激励の方法だったりして。普段は「触んなや」とか言ったり思ったりしてるくせに、こういう時にさっと出てくるのはそういう動きだったりして!
こうして財前の叱咤により復活した赤也は、ダビデ愛用の長ラケットを手にとります。「ダブルスは任せたぞ」という言葉と共にチーム2年が勝つための重要な鍵となることを託され、いつもの軽口ではなく深い頷きのみで答えるんです。
前述した通り、決勝の相手・チーム部長は高すぎる実力を全力全開手加減なしでぶつけてくる難攻不落の強敵です。おまけに赤也と日吉は最終目的としている先輩が相手。団体戦とはいえ、「勝てる気がしない」というのが率直な感想だったかも知れません。しかし今は彼らもチームとして団結し、「必ず優勝する」という思いを一つにしています。数週間という僅かな時間を共にしただけ、しかしそこで積み上げた確かなものを胸に、チーム2年は最強の敵が待ち受ける試合の場へと進んでいくのでした。
そうしていよいよ決勝戦、楽しい楽しい燃え展開に入ります。もう自分好みに暴走しすぎて意味が分かりません。
2010/01/22[Fri]
ネタ >>
続々・チーム2年(ちょっと修正)
前回そして前々回から続くチーム2年妄想です。誰得かと思いきやもっとやっていいって言ってもらえたので……フヒヒ!そんな訳で今回はチーム2年がトーナメントで勝ち上がっていく過程と、その対戦相手についての妄想です。
最初はガッツンゴッツンぶつかってたチーム2年も、殴り合いの大喧嘩や海遊びイベント(本家)を経て、このころには幾つか作戦と呼べるものもできるようになっています。人は…成長できる生き物だから!トーナメントには各校の先輩連中もゴロゴロ参加してますが、不遜な2年はもちろん優勝を目指します。
トーナメント初戦の相手は忍足(侑)、忍足(謙)、宍戸、佐伯という面子のチームです。チーム名はけっこう考えたんですけど思い浮かばなかった……謙也のセンスで「シューティング★スター」とかつけるのかなとか思ったんですが、なんか侑士が止めそうだし。どなたか良い案ありましたら是非このチームに名前をつけてあげてください。
このトーナメントは基本としてそれぞれ好き勝手にチームを組んで良い(一部選手のみリーダーに任意指名)というルールなので、チーム2年以外にもこうした学校超越コンセプト不明チームが多々結成されています。このチーム忍足家(仮)については、最初「せっかくやし忍足家でやろか」と従兄弟二人が話してたところ、通りすがった宍戸と謙也が意気投合、更に通りすがったサエさんが「面白そうだね?」と入ってきて此方も意気投合、盛り上がったまま「ほなやろか!」と10分で結成されました。完全に謙也がノリで決めたので、侑士がちょっと蚊帳の外です。まぁ宍戸さんは同校だしサエさんも大人キャラなので、後々しっかり馴染むんですがね。基本は接点ないけど謙也と息が合いそうな二人を寄せてみました。他には甲斐くん凛くんとかも仲良くなれそうですが、風呂入ってたら急にこの二人がピコーンとなったんだから仕方ない。割りとバラバラな感じの4人ですが、一応共通するコンセプトとして「スピーディー」があります。なんとかのスピードスターに「攻めるん遅いわ」の侑士、テレポダッシュの宍戸と動体視力の佐伯が加わり、とにかく素早い俺達!というのを全面に押し出しています。ま、後付ですが。
ちなみにチーム2年のリアクションは、「大したことねぇだろ」「下剋上だ」「また騒いどるし……めんど」「あ、サエさん」と極めて淡白です。
で、さっそくダブルスの試合。チーム2年はダビデと財前の基本ペア、対するは侑士と謙也の従兄弟ダブルスです。だって、これがやりたかったんだから仕方ないよね?もう自分の欲求に素直にいきます。そして皆さんお気づきでしょうか、チーム2年でペアを組むダビデの本名と財前の名前……この二人、天根ヒカルと財前光のシャイニングダブルス。おんなじ名前! とは言っても名前で呼ばれることの少ない二人なんで、他は「へぇ」くらいのリアクションなんです。しかし謙也は財前を見るなり「なんやお前!名前おんなじやん!」と笑い崩れます。「…自分等の苗字も一緒やろ」と財前が冷めた目で見ても止まらない。謙也はこういった偶然の産物に対する笑いの沸点がやたらめったら低そうなイメージです。
この試合は侑士と財前の天才対決=技の潰し合いが発生するに加え、ダビデの長ラケットと謙也の脚力が縦横無尽にボールを拾いまくるので、1ゲームが地味に長引きます。今後の戦いを占う大事な初戦、技と技の応酬に会場は固唾をのみますが……スコアボードに並んだ「Oshitari」「Hikaru」の文字を見て、赤也が一言「なんかめんどくせー」。
こうしてゲームはジリジリと進んでいきますが、次第に2年ペアは押され気味、特に経験値で勝る侑士の技に苦戦します。「センスは認めるが、まだ惜しいわ」と丸眼鏡の奥からサラリと言われ、財前はギリッと奥歯を噛みます。財前にとっては謙也も侑士も負けたくない相手、しかしその焦りからミスが目立ち始めてしまいます。そんなパートナーの様子を前に、ここまで黙々と球を拾い続けてきたダビデがついに一発「スマッシュしまっしゅ!」
瞬時に冷めきった顔になる財前 コートに突き刺さるボール W忍足はラケットを振ろうとした姿勢のまま固まっています ……そして一言、「アホか!!!!」
そう、W忍足はどんなにくだらないダジャレにも「なんやそれ!」と声を揃えて突っ込んでしまう。関西の血とツッコミの習性が、彼らにボールを追うことよりもリアクションを優先させてしまうのです。財前は慣れ+持ち前のスルースキルによって意にも介していませんでしたが、それ以降ことあるごとにダビデにダジャレを発動させ、相手がそれに心乱される隙をついてポイントを奪いにかかります。芸殺し…恐ろしい子! 途中侑士が心を閉ざして対抗してくるのですが、謙也が「そんで俺にどないせーちゅうねん!」とキレて両肩をガクガク揺さぶったので強制解除されます。そしてヒカルと光は見事なコンビネーション技により、見事W忍足から逆転勝利を納めるのでした。
「なんやこれ…勝負に勝って試合に負けたわ」「せやけど笑いは譲らんかったで!」「なんぼ言うても勝ったもん勝ちっすよ、先輩」「二人の忍足たおしたり…プッ」「「だからつまらん言うてんねん!」」……と、試合後の特殊会話はこんな感じで。もうイベントが起こることを前提に話してますね。とにかくこれでダブルスは終わり。
次のシングルス2は赤也とサエさんです。赤也の方は「15分で終わらせてやるよ」といつもの調子で舐めた口をきくんですが、サエさんに「長く戦えるように頑張るよ」とキラキラ笑顔でかわされます。そう、まさに大人の余裕。試合もサエさんの宣言通り、赤也が優勢なんですが思うようにサクサク取らせてはもらえないという、チーム2年にはちょっと不穏な展開を見せます。で、赤也がいい感じに焦れてきたところでサエさんに1ゲーム奪われる。ヤバい。しかしここで控えの連中が「アホか」「逆に挑発されてんじゃねえよ」と口を出してきて、そこで赤也がちょっと素に返り「バカ、今からエンジンかけんだよ!」と憎まれ口で返し、そっからは普通に押し勝ちます。中2男子はプライドでできた生物ですから。最後のポイントが決まった瞬間、赤也は「どーよ!」とベンチの日吉と財前にラケットを向けて勝ち誇ります。
これで2勝が決まり、チーム2年は見事に初戦を勝ち抜きます。しかしリアクションは「ま、当然っしょ」「別に俺まで回してくれても構わなかったぜ」「所詮は初戦…プッ」「ま、謙也くんには負けんっすわ」とまたも淡白。まだ始まったばかりだし、基本カッコつけたがり+無口天然の集まりなんで派手には喜びません。宍戸と侑士に対して日吉が思いっきり勝ち誇った顔をして終わりです。 あ、ちなみにせっかくの下剋上チャンスなのに日吉が確実に試合に出れるS2に入らなかったのは、S1のポジションGET+ベンチに座って指示を出すのがやりたかったら、というむぞらしい理由があります。
そんな感じで小憎たらしいチーム2年なんですが、相手は大人だから「ま、しゃあないな」「うん、負けたよ」「俺らに勝ったんだ、もう負けたら承知しねぇぞ!」とサッパリ笑って流してくれます。なんて後腐れがない方々!次の試合に向けてガチャガチャ移動してるチーム2年を見送りつつ、「じゃあ打ち上げやるか」みたいな話をしてるんです。が!ここで謙也がふと足を止めてチーム2年を振り返り、「まぁ楽勝やろ」「気ぃ抜いて負けんじゃねぇよ」「アレだアレ、『皆、油断せずにいこう』」「…お前それ、ちょお似とるやん」「だろ?」とかやってるのを見て、「楽しそうやん」とか思ってくれれば更にGOOOOOOOOOD。
このあと2~3試合を挟みますが、ちょっとまだ妄想が固まってないので省略。丸井とジローのボレーダブルスとか、仁王ユウジ樺地のチーム借りパクとかチーム坊主とか、やりたいネタは大量にあるんですが、とりあえず色々ブッとばして準決勝にはいります。
東西の有力校が「チーム2年」を作ったとしたならば、青学と不動峰が組んで「裏・チーム2年」を作ってくることは(私の中で)確定的に明らか。そんな訳で準決勝は2年生ライバルチームとの戦いです。メンツ的には桃城・海堂・神尾・伊武に石田弟が入ったり入らなかったりする感じでしょうか。もしくは裕太。もちろん氷帝から鳳や樺地を入れてもいいんですが、この二人は他に美味しいチーム分けがあるので脇に置いときます。 この裏2年はチーム2年とは因縁深い存在で、練習試合をしていた頃から度々衝突を繰り返していたんです。唐突ですが。そして赤也と相性最悪な神尾と海堂がいることからも分かるように、仲は悪いなんてもんじゃない。侮辱挑発憎まれ口は当たり前、マジで手が出る三秒前ってな感じです。日吉も財前も青学相手にはやらかしてますしね。両者の間にはいくらダビデが良心でもカバーできないくらいの深くてデカい溝があります。
準決勝でダブルスに出るのはダビデ・赤也ペア、対するのは海堂・不二裕太ペアです。ここはどうしようかなーと思ったんですが、血の気の多そうなキャラってことで……。この試合、チーム2年のオーダーは基本から少し変形し、赤也・ダビデのダブルスにS2財前、S1日吉になります。財前をシングルスに起用するための変形ですが、密かな理由として赤也をシングルスにしちゃうと危ないってのもあります。前々回で赤也と財前ペアはダブルス練習をしてないと書きましたが、これは財前・赤也・日吉間でのペア歴がないことを指して、一応全員ダビデと組んでダブルスに出る練習はしています。ダビデは基本ダブルスができる子。しかしそんなダビデでも赤也の挑発行為を抑えられる訳ではなく、案の定「なんだ雑魚かよ」「んだとコラ!」と一触即発の空気になります。
そして試合開始直後、赤也はさっそくナパーム(スマッシュ)で相手の頬をバシッとかすめ「試合中の負傷は自己責任だろ?」っていう立海暴力原則(殺ったもん勝ち)を発動。いやこれ…立海のスパルタン具合を一言に表したアニプリ屈指の名台詞ですよね。止めるどころか五感剥奪でその最先端をいく幸村に、菊丸潰しの仁王と共犯柳生、全国決勝では柳でさえこの先手必殺思想に染まっています。こいつら…!
で、ポイントを奪われた海堂に「雑魚はとっとと沈んでろ」と言い放つことで赤也のテンションは文字通り血沸き肉踊る。しかしここで「テメェ!」と応じかける海堂ですが、パートナーである常識人裕太に、「言わせとけ。どうせまともに試合できないヤツなんだ」と制されます。これにはご満悦モードだった赤也の方もイラッ☆そして挑発→反撃だのなんだのがあって、立海の人間爆弾はついにぶち切れてしまいます。更に運の悪いことに、このタイミングで赤也にサーブ権が回る。そしてベンチと立海レギュラーの予想通り、赤目モードの赤也は顔面狙いのナックルサーブをぶっ放します。相手(仮に海堂とする)はなんとかこれを返球するのですが、ボールは回転が掛かったままでイレギュラーバウンド、勢い余って赤也の顔面っつーか目鼻辺りにブチ当たりそうになります。流石にヤバいと悟っても間に合わず、反射的に赤也が目を細めた瞬間!ダビデが!赤也を突き飛ばすようにして!!長ラケットで打球に割って入るんです!!!
サーブに対するリターンなので、ダビデと赤也の距離は離れていました。ダビデはネット際でボールの不自然な回転に気づき赤也のフォローに走ったのですがそれもギリギリ、長いラケットの先端でようやく打ち返します。ボールはそのまま場外へ、そして無茶な体勢で飛び出してダビデはそのまま地面へと叩きつけられます。ラケットがコートへ落ちる音、この瞬間、日吉と財前も我を忘れて「天根!」と叫びます。 ダビデはすぐに起き上がって「問題ない」とでも言うのですが、このとき既に左の足首を妙な方向に捻っていました。これが前々回だした「準決勝でのダビデ負傷」です。応急処置を待つあいだ、赤也ずっと黙っていましたが、心中では自分の態度がダビデの怪我を招いたとその責任を感じます。そして怒りよりももっと強い感情に突き動かされて奮起、動きが制限されたダビデを下がらせ、殆ど一人で残りのゲームを奪い取ります。喜ぶどころじゃないですが、まずは1勝。
次のシングルス2は財前と神尾のOVAオーディオコメンタリー対決です。九州二翼へ向ける気持ちなら神尾圧勝ですがこれはテニス。より速い浪速のスピードスターを見慣れている財前は神尾のスピードテニスへの対処法も完璧で、この試合は危なげもなく勝利します。裏チーム2年とは何回か練習試合をしてるんですが、財前はずっとダブルスだったんでシングルスにおける戦い方(+スピードテニスへの耐性)は相手に知られていなかった、というのも勝因。まぁあの…財前のテニスがどんなもんだか分からないので詳しい試合内容は書きようがないんですが、「足引っ張っても~」のセリフからして謙也よりちょっと強いくらいの位置(もしくは相性が良い)んじゃないかと判断してます。謙也>神尾で財前≧謙也、よって財前>神尾。しかし大切なのはゲーム内容ではなく、沈みきったベンチの様子を横目に見、「チッ」とか言いながら戦う財前です。この、喧嘩相手の情けない姿を見たくない気持ちとか仲間を思う余りのイライラとか、そんなもんが僅か数週間を共に過ごしただけのチームに対し生まれた奇跡ですよ。
ここから例の話し合いと日吉のビシッとした発言がありチーム2年は決勝戦へと臨む訳ですが、auの文字入力限界がきたのでラスボスについてはまた次回。
2010/01/21[Thu]
ネタ >>
続・チーム2年
↓にある「チーム2年」妄想の続きです。
チーム2年に明確なリーダーはいません。生意気さで拮抗する3人+朴念仁によって構成されるこのチームは、同学年ということもあって力関係が拮抗しています。良く言えば気安くて遠慮のない、悪く言えば同レベルでギャアギャア騒いでる状態ですね。どいつもこいつも自分と自校が最強だと信じきってるので、誰をトップにしても角が立ちます。しかしどうしても締めなくてはいけない事態はやってくる、そういう時は日吉がその場を仕切ります。
もちろん普段からリーダーやることを許す様な赤也と財前ではないのですが、負傷したダビデをいの一番にいさめたり、棄権するかどうかの意見を纏めたりといった大事な場面は日吉が決めます。ケンカの時も赤也と財前がガチで殴り合いを始めるのに対し、日吉は口撃からサッと仲裁する側に回ります。なにやらちょっと大人です。
赤也と財前は強豪校の2年生レギュラーとして早くからその実力を認められ、周りを囲む上級生にグリグリ可愛がられてきた子です。もしかしたら1年の頃から正レギュラーとして試合に出てた可能性だってありますよね。対して日吉はずーっと伸び悩んでた所を、例の榊イベント(演舞テニス習得)によりようやく陽の目を浴びた。しかし次期部長候補と目されつつも、準レギュラー止まりで試合には出れないという苦労の子です。氷帝200人の中に埋没しないよう必死で頑張ってきたので、当然ながら正レギュラーの先輩に構ってもらったこともないでしょう。あったとしても、嫌味にしか感じられなさそうな性格と境遇ですしね。だから同じ生意気キャラであっても、こういった境遇の差により日吉の方がずっと自立しています。
赤也や財前は(無自覚ながら)先輩のフォローや懐のでかさに甘えてる部分があって、ホントに自分一人で対処できないことにぶち当たった場合のことを考えないんですね。言い換えればそれだけ相手の好意を信じてる、信頼してるってことにもなるんですが……部活を離れて2年生だけのチームを作ったことで、彼らはそれぞれ個人として周囲との関係を作らなくてはならなくなります。更に加えて言うなら、赤也と財前がまだ「来年は先輩がいない」というのをハッキリ意識してはいない(=まだまだ後輩気分)のに対し、日吉は跡部を目標とすることで、ずっと「部長」という立場に自分が収まることを意識してきてるってのもあります。だから生意気な感情の上に「こうしなきゃいけない」と言う一定の規範があり、日吉は冷静な立場に返ることができるんです。
もちろん他の二人にも良いところは沢山あって、なんでもかんでもストレートにズバズバ言っちゃう赤也のことを「恥ずかしい馬鹿」とか思いつつも心中では同意してたり、財前の妙な部分でのストイックさに関心したり、そんな感じで生意気3人はやっていきます。
で、ダジャレ以外は物静かなダビデが空気になるかと言うと、もちろんそんなことはありません。なんてったってダビデは一番できた子です。
六角は海辺でキャッハウフフしているイメージが強いっつーかその印象が9割くらいを占めている学校ですが、人格形成的な意味ではホントしっかりしてると思います。幼少時からの付き合いで礼儀も正義も自然と教え込まれてる、古きよき日本のご近所付き合いというか、オジイを中心にした「六角」っていうコミュニティがしっかりしてるんですよね。ダビデもバネさんサエさんだけじゃなく、もっと上の先輩達からちゃんと仕付けられてんだろう。流石は大自然が産んだピュアボーイズ六角、後輩を悪魔にしちゃうどっかの学校とは大違いです。
ダビデは基本的に人畜無害、唯一うるさいダジャレも相手をキレさせるものではなく、むしろ呆れたり和ませたりといった効果を持っているので、なにかと噛み付き癖のある他3人の神経を刺激しません。なんだかんだで皆一番に気を許すのはダビデ。友好度グラフがニョキニョキ伸びていくのもダビデ。
しかしそんなエンジェルダビデも最初っから皆の良心であった訳ではなく、チーム結成当初は日吉から「氷帝百人切り」ってことでメッチャ睨まれます。この切られた準レギュラーに日吉がいたのかどうかは一切不明ですが、直接の関係が無くとも学校単位でのプライドを背負っているのです。そう簡単に見逃せません。そして財前も財前で去年の全国準決勝で四天宝寺が立海にストレート負けしてるのを見ているから、あんまり赤也が「王者立海」を強調するとイライラきます。日吉と赤也の間にも去年の新人戦で戦った因縁がありますね。試合結果は明かされていませんが、私は赤也や真田の口振りから立海(赤也)が勝ったんだと解釈しています。それをわざわざ持ち出して「あぁ、あんときの雑魚?」とか言っちゃう赤也に対し、あれはまだ演舞テニス習得前だったからと反撃する日吉→そしてガチ試合へ。 すごいぞチーム2年、並べてみるだけで火種だらけです。
何が問題かって、立場的に一番優位(全国2連覇レギュラー)な赤也が、それをネタに周りを見下し挑発しにかかっちゃうような子なのが問題なんです。だからチーム2年は結成当初から軽い諍いが絶えず、一緒に切磋琢磨したというよりは、毎日毎日ガチ試合して優位を競ってたことで結果的に鍛えられ、ついでにお互いの技やクセまで分かってきたという感じの成長になります。というかコイツら柳さんが見たら卒倒しそうなスケジュールがん無視の練習をしそうです。一応「今日はこんな感じで」と決めても、すぐ「上等だ来いよ!」みたいな場面に発展してガチンコ対決へ。
戦積は誰が突出するでもなく、日によって勝ったり負けたり理想です。時期的なものを考えると赤也は負けたら駄目ですが……、そこは「赤目封印」「パワーリスト装着」「潰すの禁止」とかいうリミッターがついていたということで目を瞑りました。むしろ立海内部でも試合形式の練習はしているはずなので、チーム2年を“身内”と認められれば勝敗のカウントはチャラになりますか。最初は赤也が一歩先に出てるけど、そのうち勝ったり負けたりでよく分からないことになってくるってのがいいですね。財前に勝ったダビデが日吉に負け、日吉に勝った赤也に財前が勝つ、でもそれが次の日は逆転して、結局誰が一番強いなんてこともなくなるっていう。
最初はつっかかりから始まった練習終わりの試合も、そのうち恒例化してきて「勝ったらオゴリな!」みたいなイベントに発展すると可愛いです。
まぁ、そんなこんなで感動のエンディング(笑)にむけ突っ走るチーム2年なのですが、アッチコッチに友情が芽生え始めても呼称はずっと苗字呼び捨てです。「切原」「日吉」「財前」、ダビデに関しても「天根」で固定。ただ友好度が高くなるにつれ呼び方に慣れなれしさが入ってくるというか、赤也でいえば「オイひよしぃ」みたいな。なんて表現したらいいのか分からないけどコレ……。
もともと誰得な妄想に、更に誰得な夢要素(例の幸村妹)を付け加えておくと、コイツだけ呼び方が「赤也」「若」「財前くん」「天根くん」スタートです。セコンド的なポジションのくせして立ち居地が偏ってやがる。財前なんかは最初この身内臭がやりにくいと感じるのですが、コイツは新人戦の因縁で睨みあってる赤也と日吉を放置して、「なかなか会えないからー」と財前やダビデの方に絡んできます。友好度が上がるとくん付けが取れ、最終的には「ぜんざい」「ダビデ」まで馴れ馴れしくなります。
それで誰が得するんだ。
2010/01/18[Mon]
ネタ >>
チーム2年
幸村に1分じっと見つめられたあと溜息を吐かれたい。財前に足踏まれたい。そんな欲望がムラムラと渦巻いています。百々です。前回騒いでいたレポートは無事締め切りに間に合った!……はずだったんですが、形式間違えて再提出くらいました。駄目駄目です。
日吉・赤也・ダビデ・財前で最強チームを組む妄想がおいしいです。まぁぶっちゃけ好きな2年を東西から集めただけなんですが、この4人で練習したりダブルス組んだり、一緒に買い食いしたりお出かけしたりボウリングしたりするかと思うとたまりません。
<こっから妄想>
前提としては結構前にPS2で発売されたゲーム「最強チームを結成せよ!」があります。関東Jr.トーナメントとかだったかな?ダブルス1つ・シングルス2つのチームを関東の中学生に勝手に組ませ、トーナメントで競い合わせようという榊監督の粋な計らいにより、学校を超えたドリームチームを集めて鍛えて戦うことができるゲームです。メンバーは最低4人、最大はリーダー(ベンチ)を含めた5人です。
で、それを踏まえて私が揃えたいのは赤也日吉ダビデに、本来ゲームにはいない四天宝寺の財前を加えた4人です。この妙なメンツを召集するのは夢サイトらしく例の幸村妹にでもやらせようかと思ったんですが、そんなもんはどうでも良くなりました。この4人が集まることによって発生するケミストリー、大切なのはその一点です。
まずこのチーム、勝手に「チーム2年」と呼んでるんですが、まぁとにかく苦労だらけだと思います。ダビデはともかく他三人が協調性など無いに等しいので、最初は当然のごとく噛み合いません。生意気な部分や無関心な部分、朴念仁な部分をフォローしてくれる先輩がいないので、ちょっと会話するだけでゴツゴツガツガツ衝突します。赤也が舐めた口をきく→日吉が突っ掛かる→財前が火に油を注ぐ→ダビデ傍観という美しい流れ。なにせ他校の折り合いの悪さには目を見張るものがある3人です。赤也は自信過剰気味で我侭、日吉と財前は他よりちょっと大人ぶろうとしてる、それに加えて周囲の殆どを舐めて掛かっているという救いようの無さです。どうしたら初対面で仲良くなれるって言うの。きっと財前はOVAコメンタリーで神尾にした以上の拒絶反応を示してくれるはずです可愛いなぁ。ちなみにダビデは「(この殺伐とした空気を変えられるのは、俺のダジャレのみ…!)」という変な使命感に燃え出すと良いです。
で、しばらくは普通に練習したり買い食いしたり、休みの日にお出かけしてみたり日吉と赤也が先輩の愚痴で妙に盛り上がったり、財前とダビデが甘いものでシンパシーを感じたりと小さな盛り上がりが続きます。
しかしそのうち全員マジになってきて、チームのことで真剣に喧嘩します。ステゴロで。先輩と違って大人じゃないから、怒鳴り合いで止まれず手が出ます。ちなみにキレたら声を荒げてまくしたてる+すぐ手が出そうなのが赤也、怒鳴るけど口数は多くない+手は出されたらやり返すのが日吉、そしてキレそうになるとずーっと黙ってて、プチっといくと無言で殴りかかるのが財前だと思います。だから殴り合いの喧嘩になる時は、日吉と言い争いをして「っざけんじゃねぇよ」と不機嫌全開になっている赤也に、それまで黙っていた財前がいきなり殴りかかる。そっから赤也がキレて応戦して取っ組み合いになり、ハッと我に返った日吉が仲裁(赤也の制止)に入ります。
多分まともなやりあいだったら古武術やってる日吉が一番強いと思うんですが、長く武道をやってる人ほど自分から手を出さないというか、自制心がしっかり身に着いてると思うんですよね。だから日吉は止めに入ります。でもやっぱり譲れない点はあるから、相手に対し「おいっ!」と腕を捻りあげるくらいはやって欲しい。デビル赤也に加え財前もいったんキレたら一直線で、この二人のケンカは鼻血とか内出血とか、そういうヤバイ域までやっちゃいます。日吉みたいに武道やってる訳じゃないけど、殴る蹴るのアウトロー全開で手が着けられなさそう。どうでもいいけど四天宝寺って全員ケンカ強そうですよね。
で、頭に血が上ったこの二人がどうにも止まらず日吉までブチっといきかけた所で、それまで黙って制止に回っていたダビデが動くんです。タイミングとしてはどっちかが見るからに危なそうな武器(ラケット)を手に取った瞬間。それまで3人のダビデに対する認識は「静かだけど変な奴」だったので、ダビデが「止めろ!」って恫喝しただけで、一瞬動きが止まります。そこで静かに「気は済んだか?」と言い諭す。ああダビデ…!ダビデかっこいい!ここは「頬を殴られて動じない→気は済んだか?」との2パターンあっていいと思います。とにかくそれでスーッとその場から熱が引き、流血するまで殴り合ってた奴もさながら王蟲の目から攻撃色が消えるかのごとく大人しくなるんです。そんでもって気まずさから逃げ出そうとする財前、ふてくされる赤也と苦々しげな日吉をその場に並べ、ちゃんと話し合いまで持っていく。3人の性格からして謝りにくい・和解しにくい所をちゃんとまとめるんですねこの子は。すごい、すごいよダビデ…!
もちろんそれで完全にチャラにはならず、次の日の練習は気まずい空気にはなります。ムカついてる訳じゃなくてどう接したら分からないっていう戸惑いというか、今まで同学年とガチで喧嘩し和解した経験がないのでギクシャクしちゃうっていう。他の2年に諭された経験がありそうな日吉は、朝一でダビデに「……悪かったな」と呟くくらいはしそうなのですが、赤也と財前はとにかく戸惑ってそうな雰囲気です。
どんなに気まずくとも財前は(シャクだから)時間通りに練習まで来るんですが、赤也はわざと遅刻してきて「あ”ー」とか言う。これが部活とかいうデカイ単位じゃなくて、4人っていうほぼ個人に近い練習だってとこがまたいいです。で、遅れてやってきた赤也に対し財前はずーっと何も言わないんだけど、ペアでの練習になったときネット越しにお互いの絆創膏を張った顔を見て、「……なんやその顔」「言えたツラかよ」とか言い合って、そっからプイっと顔を背けて打ち合いに入るんです。あああかわいいよ…!かわいいよ2年生ホントかわいいよ!
この喧嘩を切っ掛けにして各々の「勝ちたい」という思いが通じ、どんどんチームらしくなっていきます。お互いの良い所も悪い所も認められるようになったり、ダブルス練習で「任せた!」なんて発言が飛び出すようになってきたり、特に殴り合ってた二人に信頼というか友情というか、ぶっきらぼうだけど嫌ってはいないという素敵関係が生まれるといいです。この子たちは同じ学校にタメのレギュラーがいないので、初めて対等の立場からテニスに向き合える相手ができたんだよ!とか考えるともう、興奮しすぎて鼻水が出てきました。そうだ、決勝で赤也と財前はダブルス組め。よっしゃ今決めた。
テニスするにしても喧嘩するにしても、飯食うにしたって2年生は泥臭いくらいのがいいです。
で、そっから夜空を見上げるイベント(本家)やらなんやかんやあってトーナメントが始まります。この頃にはチーム2年も立派に作戦が立てられるくらいに成長しています。ちなみにオーダーの基本はダブルス要員のダビデに財前を組ませ、あとは赤也と日吉が相手に合わせてシングルスの1・2に入ります。ダビデが固定なのは最もダブルス慣れしている+リーチが長いので取りこぼしのフォローが出来るから。逆に日吉はプレイスタイルに癖があるので合わせ難い、赤也は気質的にダブルス向きでないってことで、最も器用そうな財前がダブルス枠に納まりました。元々の基礎能力の高さもあって、楽勝とは言わないまでも順当に勝ち進みます。
だがしかし、そんなストレートに優勝は決まりません。準決勝の試合中でなんやかんやあって、唯一無二のダブルス要員であるダビデが負傷します。足首をひねった程度の怪我で、絶対にプレイができない訳ではないのですが、いつもと同程度に動けるとは言えない。そして今ここで無茶をして全国大会に影響を出すわけにはいかないと、周りの3人が判断して止めます。ダビデ本人は「出る」と言うんですが止める。4人チームだから後がないって言うのに止める!ここでもう3人の意見は一致しているんですが、真っ先にそれを言葉にするのは日吉だと思います。「わきまえろ」って、ダビデの気持ちを理解しつつもズバッと言って欲しい。日吉は試合に出れない辛さを知ってるからね…!
そして長い協議の結果、ダビデの怪我を理由に危険はしない、ただし試合順(ダブルス→シングルス2→シングルス1)からして確実に回ってきてしまうダブルスからは外してシングルス1におく、という作戦でチーム2年は決勝に望みます。そしてここで出てくるのがあの二人、意見の食い違いから鼻血が出るまで殴りあった赤也と財前のダブルス!です!赤也と財前のダブルスです!!!!急ごしらえだからろくに練習もしていない、だけどもうやるしかないっていう状況の中で、財前が赤也を指名する、もしくは赤也が自分から手を上げる。この時お互いに特に「任せたぞ」みたいなことを言うでもなく、ただ当たり前みたいな顔して「ま、しゃあないわ」「ちゃちゃっと潰せばいいんだろ?」みたいなことを言えばいい。
そして迎えた決勝戦、彼らの前に立ちはだかるのはチーム部長(跡部真田手塚白石+リーダー幸村)というラスボスです。まさにチート大集合! すごい無理ゲー臭が漂ってきますが、チーム部長はトーナメントに参加する他の部員や後輩を叩きのめし成長させる為に結成された急造チーム(と、いう設定)なので、チームワークや指示系統・ダブルスの動きなどが煮詰められていないんです。加えてベンチに座る幸村はともかく白石・真田・跡部は自分のところの後輩がどうしても気になっている、そして後輩のことは“よく知っている”という気持ちが働いています。だからチーム2年はその油断の裏をかいた奇策、そしてここまでで培った結束力なんていう甘酸っぱい武器を使って、絶対無敵と思われたチーム部長と五分五分の試合を繰り広げ……そしてエンディングへ。
</妄想終了>
久しぶりに最強チームやりたくなってきました。あのゲームはリーダー幸村に柳を添え、立海氷帝の元々ポテンシャルの高い奴らを選べばどこまでも強いチームができるので楽しいです。あんまり余裕 ないけど。
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