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2010/01/26[Tue]
ネタ >> 続々々・チーム2年

ハイすみません。この前からやってるチーム2年妄想です。実は年単位で暖めてた妄想なんで良い感じに醗酵が進み……気づけばまたauの文字入力限界に阻まされました。なんてこと!
妄想が入り組んできているので、1回目2回目3回目を踏まえてからどうぞ。

まず最初に、この妄想ではキャラ同士の強さに優越をつけてしまっているので、遅ればせながらこのサイトにおける強弱判断の基準をお話しておきます。とりあえずは原作のザクッとした流れから↓

六角をストレートで下した比嘉に圧勝する青学→青学>>比嘉>>六角
不動峰に圧勝した四天宝寺は青学に惜敗→青学≧四天宝寺>>不動峰
関東・全校決勝の内容から青学≒立海
同じく試合内容から青学≧氷帝
関東大会から立海>>不動峰、氷帝>>聖ルドルフ

学校単位ではこんな感じで強弱を判断してます。その割には立海によりまくってますが、そこはそうしとかないと関東・全国での敗北が際立たなくなっちゃうから、その、絶対王者の失墜っていうドラマは大切にしたい。無論すべては私の勝手な解釈なので、ズレや誤解も多々あると思います。青学なんかは試合の中で強くなってく感じなので基準がグニャグニャだし。原作未対戦のキャラ同士の相性については設定とかゲームでの使い勝手とか色々合わせたフィーリングです。……フィーリングです!(開き直り) そしてこれ以降フィーリングでの試合妄想が続きます。すみません。

本題です。ガッツンゴッツンぶつかりつつもトーナメント決勝まで昇りつめたチーム2年でしたが、準決勝でのダビデ負傷により絶体絶命のピンチに追い込まれます。補欠のいない4人チーム。棄権か続行か、厳しい2択を迫られた彼らが出した答えは「ダブルスとシングルス2で勝負をつける」。シングルス1のダビデに回さないことで、“4人での”優勝を目指す。しかし唯一無二のダブルス要員を欠いた中で、一試合も落とせないというギリギリの策です。しかも次の決勝、ただでさえ相手がヤバい。

チーム2年を決勝で待ち受けていたのは「チーム部長」。リーダー幸村に真田跡部手塚白石という各校最強権力者を集めた超豪華チート集団です。実力名声地位すべてデラックス、なんなら跡部の財力と真田の武力を足してもいい。中学生のトーナメントに出場するには確実にレベル上限オーバーです。遊戯王だったら即規制もんですね。そんな相手がこの妄想のラスボスとして立ちはだかってきます。
このチーム、ギリギリまで出場登録をしていなかったばかりか、同校生徒にもその結成を一切知らされていませんでした。だから大会当日、いきなりの部長軍団の登場に周囲は戦慄します。実力以上にアクも強いこの5人が何故組んだ、お前ら出る気ないんじゃなかったのか!等々。青学に至っては「手塚!?九州からいつ帰ってきてたんだ!」というレベルです。ひでぇ。しかしこのメンバーが元々大会に出る気なかったというのは本当で、幸村が声を掛けるまでは白石も跡部もチーム勧誘を全て断り悠々見物を決め込んでいました。もちろん其々にそれなりの考えがあってのことだったので、相手が幸村でなかったら交渉に応じることすらしなかったかも知れません。ぶっちゃけこのメンバーが最初から真面目に練習してたら、皆が優勝狙う気なくしちゃうってのもありますね。チームメイトや後輩の頑張りを見て「おーおーやっとるわ」と思ってた白石、何故か主催者ポジションで大会を仕切っていた跡部、九州直送の手塚と病み上がりの幸村with真田。こいつらが何の因果か大会1週間前くらいにパパッとチームを組んでみた。部長軍団はそんな超即席のチームです。
結成経緯から、チーム部長は優勝することをあまり意識していません。無論、部長として不甲斐ない姿を晒すわけにはいかないと思ってるんですがね。ただ自分達が勝てばいいカンフル剤になるし、なにより皆の頑張りが肌で感じられて面白いんじゃね?と、そんな目的で参戦してきやがりました。はた迷惑です。これでちゃっかり決勝まで来てるんだからはた迷惑です。特に白石跡部真田の三人は、自分とこの後輩を叩き潰す気まんまんでやってきます。怖いですね!
幸村がリーダーなのはネタ元の「最強チームを結成せよ!」で、病み上がりを理由にリーダー(ベンチ指示)専用キャラとして設定されているから……ってのを汲んでみました。別にいつもの跡部ルール発動でも白石がノリで巻き込むのでも良かったんですが、こっちの方が副部長真田の座りが良かった。幸村いたら真田も横に控えてるよねっていう、この、擦り込み。試合に出れない幸村が何故このチームを組織したかは考えてあるんですが、詳しいことはちょっと放置。

因みにこのチーム部長は、準決勝でリョーマと金ちゃんがダブルスを組んだ「チーム1年」を撃破してきています。ネタ元が関東大会~全国大会開始までの間っぽいことを考えるとちょーっと時系列無視してますが、だってこの二人にダブルス組ませて負かしたかったんだもん!(開き直り) 
このチーム1年は、やる気ないのにリーダーに指名されてしまったリョーマが真っ先に寄ってきた金ちゃんと通りすがりの壇くん、「1年なら僕も!」とどこからか聞き付けてきた剣太郎、更に「では彼も混ぜてあげて下さい」と通りすがりの柳生に引率されてきた蔵兎座ことクラウザーさんで「ま、いっか」と結成しました。全てはその場の勢いです。しかし超ルーキー2人に古豪六角の1年部長と磔系補強選手で、戦力的にはかなり充実。壇くんは初心者ですが、作戦をたてたりビギナーズラックを働かさせたりしてチームの勝利に貢献します。問題はメンバーの一人がリーダーとしか満足なコミュニケーションをとれない点ですが、他のメンバーが人懐っこいので言語の壁はさした障害にはなりませんでした。むしろ中学生トーナメントにバイリンガルがいるだけでも貴重なんだ贅沢言うな。ニコニコしながら大阪弁全開で話し掛ける金ちゃんに戸惑うクラウザさんと、めんどくさがりつつも最終的には通訳してあげるリョーマとか可愛いですね。それに「すごいです越前くん!」「ね、僕のも言うことも伝えて!」とか他の二人がのってきたらもうパラダイスじゃないですか。片っ端から頭グリグリしたくなるじゃないですか。言葉が通じなくたって、どっかの2年どもより断然早くまとまるチーム1年です。
そして彼らは先輩連中をちぎっては投げちぎっては投げして準決勝までやってくるのですが、ここでは相手と組み合わせが悪かった。
ダブルスはリョーマ・金ちゃんVS白石・跡部。 この試合、ルーキー2人は大技だしまくりで放題したんですが、もう完っ全に息があってない。下手に守備範囲が広くお互い張り合うので、「阿吽」戦法も即効で忘れます。対する跡部も完全にワンマンプレイで派手技を連発するのですが、そこは白石の方が上手く合わせて圧倒。「引立て役には丁度いいぜ」とかのたまうパートナーと「地味なくせに…」「白石のくせに!」とか言っちゃう後輩に若干キレそうになりつつも、四天宝寺の聖書は己の仕事を全うします。「エクスタシー!」の決め台詞を跡部の高笑いに潰されても、円卓ショットのチャンス!と思った瞬間「破滅への輪舞曲だ!」とスマッシュを横取りされたとしても、白石はただひたすら完璧なテニスを続けます。「景ちゃんはしゃあないなぁ…」とビキビキしつつ働きます。 結果、チーム部長は1-6で圧勝。しかし試合終了後は「無駄多すぎるやろ…!」と敵味方3人まとめてエクスタ侍に説教されます。完全にご立腹のバイブルの前にルーキーとキングが正座させられている珍妙な光景!しかしリーダー幸村はそんなことなどガン無視で次の真田に「さぁ、トドメを!」と指示を与えます。シングル2の相手はリリアデントの蔵卯座さんだったんですが、ここはフッツーに試合してフッツーに勝ちます。こうして容赦を知らないチーム部長は最初から全力全開手加減なしで戦力を投下し、1年相手にどストレート勝ちを決めました。キラッ☆ 実力的にリョーマと金ちゃんはダブルスを捨ててシングルスでの各個撃破に回った方がだんぜん勝ちの目があったんですが、仕方ないです。チーム1年のオーダーは壇くんまで含めた5人でのアミダクジなのですから。
余り話になりますが、跡部が「白石」でなく「蔵ノ介」って呼んでたらこう…他の組み合わせにはないパッションを感じるんですがどうでしょう。私はすごい 萌える。ここに幸村を加えた華やか部長トリオとか、手塚を取り巻くトライアングルとか、OVAでの白石と手塚のコンビもすっごい良かったですよね! いやぁおいしい。チーム部長おいしい。

「たわけが」←ボケ
「んんーっ」←ツッコミのできるボケ
「アアーン?」←能動的ボケ
「…フフッ」←静動的ボケ
「油断せずにいこう!」←青学の柱ボケ

これで馬鹿みたいに強いんだから……チーム部長おいしいです!

で、ハイ、とってもいきなりチーム2年です。脱線しまくりですがよーやっと帰ってきました。
準決勝でライバルチームに2-0のストレート勝ちを収めたチーム2年でしたが、その勝利にはダビデの負傷と言う大きな影が落ちていました。特に赤也の落ち込みようは深刻で、「棄権はしない」と決めた後も背中を向けて動こうとしない。喧嘩から仲直りした経験がなかったように、誰かに自分のプレイを謝ると言うのもまた、赤也にとっては全く未知のことでした。ダビデに直接ボールをぶち当てた訳ではありませんが、自分が挑発し・激昂しなければ起きなかった事故であるのは間違いない。しかし責任を感じていても、どうしたらいいのか分からない。また、相手がそれで怒るでも恨むでもなく、ただいつもと変わらぬ調子で「気にするな」と声を掛けてくる。立海の中ですら多少の叱責は受けるのに、ダビデはむしろ赤也の方を気遣い「どうということはない」と手当てすら断ろうとするんです。赤也にとってそんなことは初めてで、もはやダビデの顔を見ることすらできない。事故を起こした自分の未熟さ、そしてなによりダビデが試合に出れないということが悔しくて赤也は無言のまま俯き、ただ色が変わるほどきつく拳を握り締めます。日吉もダビデも掛ける言葉が見つからずに黙り込むのですが、ここでスッと立ちあがった財前が、背中を向けていた赤也のケツをひっぱたき、「やるで」と声を掛けるんです。

「お前のせいでダブルスに穴が開いたんや。責任とらんかい」

こう、オブラートに包まず言ってのけるのが財前です。ガチ喧嘩をした相手だからこそ、財前は赤也が決勝前に凹んでるのが許せないんです。だから喧嘩腰でも「お前も勝つ気ちょうたんかい」とその意思を確認する。もちろん同じ気持ちなのを分かった上で、自分がダブルスを組む相手に赤也を指名するんです。 一瞬ひるみ、迷った赤也ですが、やがて「……うっせーな」と答え、財前の目を真正面から見返します。「俺と組んで勝つ気かよ、財前」「知るか。やれ言うたらやらんかい」「後悔しても知らねぇぞ」「アホか」「そんなん、このチームに入った時から承知しとるわ」
この、財前がとったケツを叩くっていう関西人的コミュニケーションが、実はダブルスでミスした時に謙也からやられてる激励の方法だったりして。普段は「触んなや」とか言ったり思ったりしてるくせに、こういう時にさっと出てくるのはそういう動きだったりして!
こうして財前の叱咤により復活した赤也は、ダビデ愛用の長ラケットを手にとります。「ダブルスは任せたぞ」という言葉と共にチーム2年が勝つための重要な鍵となることを託され、いつもの軽口ではなく深い頷きのみで答えるんです。

前述した通り、決勝の相手・チーム部長は高すぎる実力を全力全開手加減なしでぶつけてくる難攻不落の強敵です。おまけに赤也と日吉は最終目的としている先輩が相手。団体戦とはいえ、「勝てる気がしない」というのが率直な感想だったかも知れません。しかし今は彼らもチームとして団結し、「必ず優勝する」という思いを一つにしています。数週間という僅かな時間を共にしただけ、しかしそこで積み上げた確かなものを胸に、チーム2年は最強の敵が待ち受ける試合の場へと進んでいくのでした。

そうしていよいよ決勝戦、楽しい楽しい燃え展開に入ります。もう自分好みに暴走しすぎて意味が分かりません。

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